涼: あー・・・ほんとに残念・・・

シリウス(以下S): うっせーなぁ。どうしろってんだよ。
           バラでもくわえりゃいいのか。


涼: いやー、イイッス。似合わねッス。


S: お前うぜー。

涼: はい、では改めましてお名前を。

S: ・・・シリウス。

涼: ・・ああ、そっか、おおいぬ座だから犬みたいなんだ。

S: 犬じゃねー!

涼: でも天狼星とかDOG STARとか言われてますよ。しっぽ生えてるしさ。

S: ・・・・・。


涼: (否定できないんだ、ぷぷ!)ところで、太陽系の事は知ってますか?

S: 太陽んとこだろ?知ってる。

涼: へぇ・・太陽と仲いいとか?

S: 仲いいっつーか。俺が勝手に懐いてるっつーか。

涼: (やっぱ犬じゃ。)どうやって知り合いに?

S: 恒星会議で。俺、こう見えてまだ生まれて間もないんだよ。
   初めて参加した時右も左も分かんなくてさ、そしたらたまたま
   近くにいた太陽が色々教えてくれたんだ。かっけーアニキだよな。

涼: 恒星会議って?


S: 1億年に1回開かれる恒星達の集会みたいなもん。
   あ、そういや次の開催場所は太陽系だったんじゃね?

涼: なるほど。久しぶりに太陽に会えるんですな。

S: だな!楽しみだぜv ほんとは普段から遊びに行きてーんだけど
   抜けるとうるせー奴がいるんだよ。

涼: 誰?

S: 俺の伴星。こいつはあんたが想像してるようなタイプだぜ。
   ナルシストで王子様系っての?


涼: なに!シリウスBがそっち系か!

S: Bて・・・じゃあ俺はAかよ・・・。

涼: そのとーり。

S: あっそ・・。

涼: 太陽とは親交があるみたいですが他のメンバーは?

S: いや、他の奴らは知らねー。でもあれだろ?美男美女が多いんだろ?
   ますます行きてーな、太陽系。

涼: 是非来てもらいましょう。Bも連れて来ますか?

S: え?あー・・・。まあ会議にはあいつも来るけどよ。

涼: 仲悪いんですか?

S: 別に・・・うっとーしいだけ。

涼: ふーん。ま、ナルシストな王子様とは正反対のタイプですもんね、Aは。

S: Aっつーな!!

涼: へーへー。んじゃ、そろそろ目が痛くなってきたんで終わります。

S: 目?なんで。

涼: 太陽より何十倍も明るい星をこんな間近で見てたら目もやられますがな。

S: お前の目なんかどーでもいいけど、あんまさぼってると
   俺もやべーから帰るわ。

涼: 実は好かれてんじゃないの?Bに。

S: それは絶対ねー。あいつ好きな奴いるもん。

涼: へー、誰??

S: オリオン座のベテルギウス。俺が抜けると三角形にならねーから、
   ギウス様に迷惑がかかる!とか言ってうぜーうぜー。

涼: 色々あるんですな、そっちにも・・・。

S: ま、太陽系にはそのうち行くから、太陽に宜しく言っといてくれ。

涼: 了解。今日はどうもありがとう。

S: おう、またな。

涼: あ、今度しっぽモフモフさせてくり☆

S: 断る。